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Library 追憶

こんにちは。ケアプランセンター夢の箱 生野です。

残暑お見舞い申し上げます。厳しい暑さが続いています。熱中症にはくれぐれもお気をつけください。

 

終戦の昭和20年に生まれた方は72歳になります。ほとんどが戦争を知らない世代になってきました。

戦時中の日常をつづったり、平和への願いを描いた作品を テレビドラマ、アニメ、映画でよく見る頃です。

数年前は利用者様から戦争の話しをよく耳にしましたが、最近はめっきり少なくなりました。

つらく悲しい出来事に口を閉ざす方もいらっしゃいました。

 

大正14年生まれの背筋がピーンと伸びた恰幅の良い利用者様・・・

昼間に横になることは全くなく、背筋を伸ばしてテレビを観ていらっしゃる。腰痛が悪化してからは、

座椅子にもたれてうとうとすることも増えました。毎朝、お布団は四隅を揃えてたたみます。

「軍隊に行っていたからなぁ 」と、よくおっしゃっています。

デイサービスの受け入れは難しいのではと思っていましたら、利用してみると和やかに絵を描いたり、

お習字も、何事もきちんとこなされます。どの作品も素敵で、丁寧に残して飾っています。

     

奥様に、アルバムを見せていただきました。きちんと丁寧に整理されています。

海軍の訓練生、19歳の時です。青春真っただ中 ・・・

 

今、直接体験したお話を聞くことができることは少なくなり、大切な時間をいただきました。

平穏に暮らしていると、つい忘れてしまいがちですが、世界のどこかで今も戦争や紛争が起きています。

決して忘れてはならない戦争の記憶。

語り継ぐことができるでしょか・・・。平和な世の中が続くことを願います。